僧帽弁閉鎖不全症の治療
もし「僧帽弁閉鎖不全症」にかかってしまっても、適切なケアにより、
症状を改善したり、病気の進行を抑えたりすることもできるんだよ。
この病気ではどんな治療をするのか、簡単に紹介するね。

僧帽弁閉鎖不全症のケア

弱ってしまった、
心臓のポンプ機能を助ける

血管を拡げて、全身に血液が
行きわたりやすいようにする

体にたまった余分な水分を、
尿として排出しやすくする

体に余分な水分がたまらないように、
塩分を控えたり、
心臓に必要な栄養素を補給するなど、
適切な食事管理を行う

心臓を無理やり働かせている
“ムチ”を緩和する

心臓の手術をして、逆流を減らす
(獣医療では、限られた施設でのみ実施可能)






- 弱ってしまった、心臓のポンプ機能を助ける
- 血管を拡げて、全身に血液が行きわたりやすいようにする
- 体にたまった余分な水分を、尿として排出しやすくする
- 体に余分な水分がたまらないように、塩分を控えたり、心臓に必要な栄養素を補給するなど、適切な食事管理を行う
- 心臓を無理やり働かせている“ムチ”を緩和する
- 心臓の手術をして、逆流を減らす(獣医療では、限られた施設でのみ実施可能)
安静時呼吸数に注意してみましょう
呼吸数の増加は
心不全症状の
1つです。
心不全症状の
1つです。

安静時、あるいは睡眠中の呼吸数を測定してください。
安静時呼吸数が通常より20%以上増加していたら受診の目安になります。
安静時呼吸数の変化は、僧帽弁閉鎖不全症による、
うっ血性心不全を感度92%、特異度94%で発見できるとの報告があります7)。
※横になっている、または寝ているときの呼吸数
僧帽弁閉鎖不全症が進行し、肺に水がたまると
「安静時呼吸数」が増えてくることがわかっています。
自宅で、落ち着いてリラックスしているときの、
「安静時呼吸数」を測ることで、
僧帽弁閉鎖不全症の進行に気づくことができます。
(散歩の直後や動物病院などで興奮しているときは、病気でなくても呼吸数が増えてしまうことがあります。
安静時呼吸数の測り方は、かかりつけ獣医師に相談してください)




