有効性VET SCOPE試験
ベトメディン®は僧帽弁閉鎖不全症に伴う
犬の心不全症状を緩和し、QOLを改善します。
大規模臨床試験(VET SCOPE試験)では、
心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全±三尖弁閉鎖不全)の
犬に対するベトメディン®の有効性を検証しました。
[VET SCOPE試験概要]2)
- ヨーロッパの5力国にまたがる11施設にて実施
- 心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全±三尖弁閉鎖不全)が自然発生した犬76頭が対象(ベトメディン®投与群は41頭)
臨床症状が軽減され、
QOLが向上
(図2、3)
生存期間の延長を促すことも
顕示(図4)
(ベトメディン®非投与群128日に対し、
ベトメディン®投与群415日)
利尿剤(フロセミド)の
使用量減少
(図5)などが確認されました。



図4 ベトメディン®または
ACE阻害剤投与による心不全症状の変化
運動耐性、努力性呼吸、および夜間呼吸困難など多くの心不全症状が軽減しました。



図5 ベトメディン®あるいはACE阻害剤投与開始7日目、56日目の臨床症状の消失
心不全症状を呈していた犬において、
ベトメディン®投与7日目に55%、56日目に74%で臨床症状が観察されなくなり、
その症状改善効果はACE阻害剤よりも有意に優れていました。



図6 生存期間の比較
ベトメディン®投与群では、ベトメディン®非投与群に比べ、約3倍の生存期間が得られました。



図7 ベトメディン®あるいはACE阻害剤投与56日目における利尿剤使用量(1日平均)の比較
ベトメディン®投与の結果、
心臓のうっ血が改善され、利尿剤(フロセミド)の使用量は減少しました。
一方、ACE阻害剤投与群では、フロセミド使用量が増大しました。