疾病情報

診断

身体検査

罹患犬で年1回の詳細な身体検査を行うことで、心疾患が存在していないか、診断することができます。以下に示した項目を調べることで、犬の心臓の状態を知る重要な手がかりが得られ、うっ血性心不全(CHF)を発見するのに役立ちます。

体重および身体状態

心疾患が生じる際には、悪液質(体重減少)があるとCHFである可能性が高くなります。

呼吸

呼吸数と呼吸努力について評価します。犬種や体温、体重により正常な呼吸数には違いがありますが、2009年ACVIM(アメリカ獣医内科学会)https://www.acvim.org/での発表によると、(自宅での)犬の安静時の呼吸数が35回/分を超えている場合には、心不全を強く示唆しています。個別の患犬の基本呼吸数を調べておき、その後の呼吸数の増加を観察することで、診断の確度はさらに高まります。安静時呼吸数が25%~50%増加したか、あるいは、35回/分を超えている場合には、CHFの診断を検討します。

心拍数

CHFによって、心拍出量が減少します。このことで、心拍数は増加することになります。そのため、心拍数が比較的遅い、あるいは正常な動物(80~120 bpm)は、それよりも高い心拍数の動物と比較してCHFに罹患している可能性は低いです。

頸静脈怒張

頸静脈の検査を含めます。頸静脈に異常な拍動が存在している場合(頸部の1/3まで怒張)、犬ではCHFを示すことがあります。

粘膜ならびに皮膚の緊張度

犬の粘膜を調べることで、脱水状態、末梢灌流を示す指標が得られます。

腹部膨満

腹部の触診を行って、腹部膨満がないかチェックします。腹部膨満は、肝肥大あるいは腹水が原因で生じることがあります。

脈拍異常

低収縮(心拍出量が少ない)、過収縮(大脈圧)、ならびに脈拍欠損(不整脈)などの心房性脈拍異常を見つけることで、犬がCHFに罹患しているかを判断するのに役立ちます。心拍の聴診を行っていて、大腿動脈の脈拍欠損が見つかった場合には、不整脈を示しています。

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